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2007.01.29

アルバンベルク四重奏団演奏会

1月28日(日)続き

そして、夜からコンツェルトハウス大ホールで、アルバンベルク四重奏団の演奏会。
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チケット売り場で予約してあったチケットを受領し、開場してすぐに席に向かう。そう。こちらの記事の通り、予約した席は舞台上の席で、一番前の「かぶりつき席」です。この席で38EUR。座席からの眺めはこちら↓。

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ビオラだけなぜか長椅子である。メンバーが出てきたら理由がわかったような気がする(笑)。 また、譜面台の高さや角度をそろえるようなことはしていない。見た目より弾きやすさ重視か。

そして開演。圧倒されました。
はい。こんなにすばらしい演奏を間近(わずか4メートル)で見ることができて、私は幸せ者です。涙が出るほど感激しました。

一曲目は、ハイドンの弦楽四重奏曲ニ長調Hob.III/34。聴いたこともない曲なので、「寝たらどうしよう」とか思っていたが、とんでもない。これでもかと思うぐらい細かいところまで全てピタリと合っていて、それで音楽的な揺れ具合等も絶妙。引き寄せられた。
・ピヒラー先生のジャンプは控えめだった。
・シュルツ先生の技を発見。「右足キック」 今度試してみよう。
・ピヒラー先生の視線がすごい。他のメンバーも要所要所で視線を送りあっている。
・新しいVaのCharisiusさんは、地味だが手堅い印象。

二曲目は、Wolfgang Rihmという作曲家の “In Memoriam Thomas Kakuska” という曲。いろいろな技法を駆使した現代的な曲でよくわからないが、どうやらすごいらしいということはわかった(笑)。
・すでに印刷された譜面があった。FinaleかSibeilusの威力か。
・その譜面はパート譜ではなく、4パートが書かれているスコアだった。スコアを使っている理由は容易に推測できる。

三曲目は、ベートーヴェンの13番(フィナーレは大フーガ)。1楽章は若干調子が出ていないような印象だったが、若干速めのテンポ設定の2楽章、3楽章と進むうちに、ぐいぐい引き込まれていってしまった。すばらしい。こんな演奏会にめぐり合えて本当に良かった。
・ピヒラー先生のジャンプがこの曲ではすごかった。50センチぐらいジャンプしたんではないだろうか。
・第1楽章の展開部に入るところで、ピヒラー先生(1stVn)が2nd Vnの譜面を代わりにめくる場面があった。(1st Vnが休みで、2nd Vnが休みなし)。譜めくりが難しい時にはこんな手もあるのか。
・踏ん張るときに、足でかなり強く踏ん張るためか、私のところまで床を伝わって振動がやってきた。
・エルベン先生の技を発見。「片足つま先立ち奏法」
・アンコールの曲目を話すのは、日本公演のときはシュルツさんが日本語でやっていたが、ウィーンではピヒラーさんがドイツ語でやっていた。

終演後、楽屋に押しかけて、ピヒラー先生、シュルツ先生、エルベン先生と写真をとってもらいました。この写真は家宝です。
写真はこちら
(肖像権の問題もあるため、私をリアルで知っている人のみに公開します。ユーザ名、パスワードとも私の勤務する会社の名前です。)

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