いつの日かまた
険しい山でした。
いつの日かもう一度登ってみたい。
学生の頃、アルバンベルク弦楽四重奏団の演奏会を聴きに大阪のザ・シンフォニーホールに行った。記憶をたどっていくと、確か1989年だったはず。そのときのメイン曲目がベートーヴェンの15番だった。感動した。
月日は流れ、本日、その曲を演奏会で演奏させていただく。
良い演奏ができますように。
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デリリウムトレーメンス弦楽四重奏団 第9回定期演奏会
日時: 2008年2月23日(土) 18:30開場 19:00開演
会場: 静岡音楽館AOI ホール (JR静岡駅より徒歩2分)
曲目: ベートーヴェン 弦楽四重奏曲第15番 イ短調 作品132
ドヴォルザーク ピアノ五重奏曲 イ長調 作品81
(ピアノ独奏: 田中佑美)
入場料: 指定席1000円、自由席800円
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1/4 新年早々風邪をひいて熱が38度台後半。寒気や筋肉痛もあったので、インフルエンザか、と心配したが、インフルエンザではなかった(簡易検査でも反応が無く、白血球数が12000、CRPも若干上がっていたためインフルエンザではないとの診断)。夜は熱で朦朧としながらも頑張ってデリトレ初練習。
1/5 熱がいったん37度台まで下がるが、夕方からまた上がり始める。どうしようかと思ったが、がんばって清水フィルの初練習に。練習後は予定通り拡大ビオラ新年会。簡略版エリヤを作る。12時過ぎに途中で失礼。
1/6 朝、熱は平熱に戻っていた。やれやれ。これで出張に行ける。
デリリウムトレーメンス弦楽四重奏団のチケットを作成した。
今回も自由と指定の2本立てで行くことになったが、どのエリアをどのように割り当てるかでだいぶ悩む。
結局2階前方は全て指定、とした。
また、前回のオンライン予約のページが、見栄え、機能ともにいまいちだったので、手を加えた。スクリプトの全体の構成を把握するのに1時間。後々いろいろ転用がきくように、とも思っていろいろ試したが、めんどくさくなって結局はdirty hackに(笑)。
オンライン予約はこちらです。
難聴は完治しました。ご心配おかけしました。
さて、ベートーヴェン「第九」の第4楽章の758小節目は、謎の箇所である。この小節の前半では、AltoおよびビオラがCisを、木管がCを鳴らす。CisとCなので激しくぶつかる。
2001年にしみフィルで静岡TCF合唱団と「第九」をやったとき、この箇所に気付き、合唱団のK氏に質問したところ、「これは有名なCisです」ということだった。以前はAltoがCisをCで歌ったり(ビオラもCis-Cではなく、C-Cで演奏したりして)解決することもあったらしいが、最近は当然のことながら楽譜そのままで演奏することが多い。
今日、ふと「自筆筆はどんなんだろう?」と思って調べてみた。
こちらに自筆譜の該当箇所あり。
このページの最後の小節がこの758小節目。ビオラは下から6段目。
確かにVaはナチュラル無しなのでCis、木管(Fl, Cl, Fg)はナチュラル(Clはin Aなのでフラット)が付いている。やっぱり自筆譜でもぶつかっていた。
と思って自筆譜を眺めていたら、「あれ」と思った。
該当の小節の後半のVa、ナチュラルがついてCになっているが、その右斜め上に白丸が見える。点も2つある。この小節の後半は、明らかにCとDの付点2分音符の重音である。
ところが、今のスコア(ベーレンライター版)では、この部分はCの単音。
これってひょっとして大発見か!?w
問題の部分↓
というわけで本番終わりました。お客さんも結構入って良かったです。
録音準備を前日に行っておくつもりが、身延線のせいで、朝ホールが開いてからGPまでの30分の間にやらなければならなかった。マイクセッティングやら配線やらで大変。まあ何とかなったかな。
レセプションの後、2次会の「正式な乾杯」の時に、La Traviataの「乾杯の歌」を拙Vnの伴奏でM上先生が歌ったところ、お店の人が飛んできて「他のお客様のご迷惑に(以下略)」(笑)。
おかげで楽しみにしていた「モノスタトスと仲間たちの踊り」は見られずじまい。(抑制の効いた○ぼ八バージョンは見られた。)
次回の年末の「歓喜の歌大演奏会」の打ち上げを楽しみにしておこう。
[現地時間で3月29日]
仕事の後、フランクフルトの歌劇場に「フィガロの結婚」を見に行く。
アルマヴィーバ伯爵夫人が特に良かった。ケルビーノも良かった。
ホルンはナチュラルホルンでした。移調のための管がいっぱい。
ラッパもナチュラルトランペット?。長ーいラッパです。
弦楽器もビブラートを抑えた奏法でした。でもピッチは普通(A=442程度?)。
カーテンコール。この席で37.5ユーロ!
ちなみに指揮者は女性の方でした。
明日の仕事の後のご褒美は、アルテ・オーパーでhr-Sinfonieorchester(かつてのフランクフルト放送交響楽団)のマーラー交響曲第九番です。楽しみ。
1月31日(水) つづき
夜はザルツブルク祝祭劇場大ホールでウィーンフィルの演奏会を聴きにいく。ザルツブルク・モーツァルテウムがモーツァルト誕生日前後に企画しているMozart Woche(モーツァルト週間)の一環として開催されるコンサートである。指揮はChristian Thielemann、ピアノソロはLars Vogt。
座席はこんなところ。またもや最前列上手側。ベースが左側に置かれている。ということは対抗配置だ!
ピアノはスタインウェイ(;_;)
座席から後ろを見たところ。
なんだかこのホール、大阪のフェスティバルホールに似ているなあ。つーか、大阪のフェスティバルホールが真似したのか?!
1曲目。ベートーヴェンPcon第1番。
ピアニストが不自然にどんどん速くなったり、オケが付いていっていなかったりして、正直言ってあまり良いとは思わなかった。(でも、ミーハーな私は、終演後ソリストのサイン会があると聞いて、終演後CDを買ってサインをもらってしまいました。)
第1楽章のカデンツァは聴いたことがないものだった。オケが戻ってくる直前に変なゲネラルパウゼがあって、一瞬「あれ、オケ入れずに止まった?」などと心配してしまった。
オケはなぜか木管があまり聞こえない。ステージ上が開いている(ように見えた)が、そのせいか。
2曲目。ベートーヴェン交響曲第7番。
休憩後はべー7。
何も申し上げられません。すごかったです。こんな演奏に居合わせることができて、しかもド真ん前で聴くことができて、幸せです。ありがとうございました。
・第1楽章、「タンタタン」じゃなくてちゃんと「タンスタタン」になってる!(あたりまえか)
・対抗配置であり、かつ座っている座席のおかげで、2nd Vnが良く聴こえること! 伴奏に回ってもかなり弾きこんでいる箇所があった。参考になった。
・チェロの1プルトのおじさんたちが時々目を合わせてニヤニヤしていた。きんもー(笑)。
・日本人の観客は数えるほどしか見かけなかった。なぜだろう。
・「ウィーンフィル」として演奏する場合も予備楽器は譜面台につるしてました。
・今夜のコンマスもキュッヒルさんでした。
幸せな気分でホテルに戻る。
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